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会社の「強さ」と「弱さ」を見極める。

2010/05/13
こんにちは。


今日は札幌はとても寒いです。

今回は企業戦略の手法の一つである「SWOT分析」というものについてご紹介します。

とてもシンプルでわかりやすい分析方法なので、参考にしてみてください。

「SWOT分析」とは、会社の内部的な要素である「強み」と「弱み」、会社の外部的な要素である「脅威」と「機会」というものを洗い出し、戦略的に分析する方法です。

前述だけではわからないと思うので、具体的な例で考えてみると、


例)通信市場におけるNTTとソフトバンクYahoo!BBの「SWOT分析」

Ⅰ.NTT                  Ⅱ.ソフトバンクYahoo!BB

①内部環境 ①内部環境
(強み)・圧倒的認知度            (強み)・Yahoo!の認知度
    ・信頼性                   ・何かするだろうという期待感

(弱み)・スピードの遅さ           (弱み)・オペレーションの信頼性の低さ
    ・官僚的イメージ               ・財務基盤

②外部環境                  ②外部環境
(機会)・音声、データ通信需要の伸び     (機会)・音声、データ通信需要の伸び(アップルシリーズ等含む)

(弱み)・IP化の流れ             (弱み)・他のキャリアによる包囲網 


※参考 「図解」わかる!MBA PHP文庫

と4つの要素に分解して企業をとらえた場合、強みと機会が重なるものが「最大の機会」、一方で弱みと脅威が重なるものが「最大の脅威」となります。


自社でこの分析を生かすには、まずたたき台として、思いつく全ての項目を上記4分類で書き出してみることです。そしてその各項目が本当に強み・弱みか、なぜそうなのか、どうしたら弱みを強みにできるか、脅威を機会に変える方法はないか等について社内会議等で議論することで、同業他社への対策について検討する際にも有効かと存じます。


 

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