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マイケル・ポーターによる基本戦略

2010/03/27
こんにちは。

本日は経営戦略のお話です。


経営戦略と一言でいっても、その考え方、方法は多々存在すると思いますが、本日は「マイケル・ポーターによる3つの基本戦略」と呼ばれる有名な戦略概念の一つをご紹介します。


この考え方は、業界内での差別化を図るための基本戦略です。「3つの基本戦略」とは以下のものをさします。

・コストリーダーシップ戦略
...他社より安い価格での製品、サービス提供を目指すこと。
 しかし、この戦略は多額の初期投資、大量仕入れルートの確保等、中小企業にとってはかなり困難な戦略であり、現実的ではないといえます。

・差別化戦略
...業界内での特殊化による戦略である。
 ブランドイメージの差別化、技術の差別化、商品特徴の差別化、顧客サービスの差別化、流通ネットワークの差別化などが挙げられます。中小企業にとっても可能な戦略といえ、特に顧客サービスの差別化などは小規模ならではの最も有効かつ可能な戦略とも考えられます。


・集中戦略
...特定の買い手グループ、地域などにターゲットを絞る戦略である。
 コーヒー業界の例では、業界平均よりも高い一杯500円のコーヒーをビジネスマンを対象にデリバリーする店や(買い手グループの特定)、駅のコーヒースタンド(地域の特定)などが挙げられます。


差別化・集中戦略は、過度になると市場シェアが狭くなりすぎるデメリットもありますが、中小企業にとって隙間産業、隙間市場を開拓することは重要なビジネスプランの一つであります。

すでにされている企業様も多いとは存じますが、新たな市場を発見するとともに、その市場が成長可能性があるかも鑑みながら、上記のような基本戦略の考え方を参考にしてプランを練る機会は有効かと存じます。

詳しくは下記の書籍にも掲載されておりますので、ご参考ください。


 

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