Mobile Navi

税務コラム

税務コラム

税務コラム

 

トップページ > 税務コラム一覧 > 場違いですが・・・感受性?について

場違いですが・・・感受性?について

2017/03/06
今回は、湿っぽい話題を取り上げることをお許しください。この週末の3(金),4(土),5(日)を利用して、5人兄弟の一番上だった姉の四十九日法要に参列するため、出雲に行って来ました。もちろん、このような目的で故郷に帰りたくはありませんでした。どうしても告別式に参列して、母親代わりを務めて頂いていた姉の最期の姿を見たいと思っていましたが、仕事のスケジュールは時として残酷で、それがかないませんでした。今回は、エイヤッと決めて飛行機のチケットを強引に手配しました。姉との年齢は13歳離れていますが、姉の最期の顔は、すごく穏やかな表情で、とても綺麗だったと聞いて少しばかりは気が安らぎました。
 
この科学万能の世の中に聊か時代錯誤の感もありますが、実は、何と表現するのかよく分かりませんが、私は、感受性が強いというのか、霊というものの存在があるとすれば「霊感」が強いとでも言うのかもしれません。母が亡くなる時は、2週間くらい前、玄関に2度、母の姿がハッキリ見え、胸騒ぎがして、直ぐに故郷出雲の母宛に電話しましたが、その時は何事もありませんでした。父が亡くなった時には、原因不明の熱が出て悪寒に震えていました。翌朝、出雲よりの知らせで、その時間帯に父が亡くなっていたことを知りました。そして、この度の姉の時は、事務所のエアコンのルーバーが停電でもないのに、勝手に開いたり閉じたりし、その後、同じく事務所の照明が消えたり点いたりしたことを複数の事務員が伝えてくれました。
 
亡くなった人は、その死後49日後に仏の元へ向かうと言われていますが、その真偽の程は誰も確かめようがありませんよね。そのように仰るのは、お寺のお坊さんで、そのために亡くなった人の49日目には、「満中陰法要」(四十九日法要)という重要な法要が、僧侶を招いて行われることになっているようです。私は職業柄、「法」だとか「判決」には、極めて過敏に反応してしまいます。何かの雑誌か書籍の類で見たことがありますが、「人は亡くなったあと7日ごとに閻魔大王の裁きを受け、七七日(49日目)には、極楽に行けるか否かの判決が出される」と言う趣旨の記事です。仮に、そのような大事な判決が、この日、閻魔大王の判断によって出されるのなら、姉が極楽浄土に行けるよう、一生懸命に大王にお願いしたいところでした。
 
この日、午前10時から始まったその重要な日の行事は、個人に縁を持つものが集まり、僧侶の読経に始まり、参列者が祈りを捧げ、墓所に納骨し、極楽に行けるようにとの供養をしました。その日の全ての行事が終わってから、生前に姉が使っていた部屋でお茶を頂きながらアルバムを見せて頂きましたが、私はと言えば、その数ページに渡って整理、貼られている写真を見て、母親代わりとなって見守ってくれていたことが実感でき、熱いものが込み上げてくるのを禁じ得ませんでした。このような悲しいと思う感情は、姉を敬う感情であり、また、肉親であることによる兄弟愛、その両方なのでしょうね。
 
どれくらいの時間が経てば、その感情がこの北の大地で生きていくための前進するエネルギーに変換されるか定かではありませんが、ともあれ、ボンヤリとはしていますが当面の仕事に邁進して変換を図るしかないような気がしています。季節は巡って、やがて北海道にも花々が一斉にその美しさと香りを競う春が訪れるでしょう。それらのパワーを頂きながら自らの心の奥深くにもある花々の種に発芽を促し、育てていきたいと思っています。(了)

文責 (G・K)

 

金山会計事務所 ページの先頭へ