Mobile Navi

税務コラム

税務コラム

税務コラム

 

トップページ > 税務コラム一覧 > 年末調整について

年末調整について

2010/01/26
こんにちは。

今日は年末調整について感じることについて少し述べさせて頂きたいと思います。


給料をもらっているサラリーマンの方はもうそろそろほとんどの方が年末調整を終え、会社から還付金が
いくらか戻ってきてちょっとうれしい思い、又は得をしたと感じられた方もいると思います。


 ただ、実際は年末調整という作業は各従業員の年間の正しい税金負担額を会社が確定させるものなので、還付をもらった人はただ今まで税金の天引きが多かっただけ、不足で徴収された人はただ天引きが少
なかっただけで、誰も損得に差があるわけではありません。


 あと、源泉徴収票をもらうとき、「今年こんなに税金払ってたのか・・・」と改めて感じる方もいるのではないでしょうか?

 そうなんです。事業者等に比べて、給与所得者は給与から天引きで払っている分、「納税している」という意識を常時持ちにくい部分があるのです。


 これは民主主義において問題のひとつとも考えられます。

 税金は国の運営に使われている以上、その用途が正しく行われているか納税者である国民が監視、判断することは必要不可欠であり、その意識を国民一人一人がより強く持つという意味でも「納税意識」を高く持つことは重要なことです。


 例えばアメリカは給与から税金が天引きされるという部分までは日本と一緒ですが、最後に各個人が自分で確定申告をして税金の払いすぎ分を精算するという点で大きく異なります。その分納税者の「納税権利」、「納税意識」が日本の給与所得者より強いと言えるのです。


 実際、前述の内容などを理由に給与所得者は確定申告と年末調整との選択性を採用すべきだとの議論も存在します。
 皆様も給与等からの税金の天引き、いわゆる「源泉徴収」や、「年末調整」について、深く追求してみるといろんな論点や視点があるので、書籍等も参考に一度考えてみても如何でしょうか。


 

金山会計事務所 ページの先頭へ